安部総理退陣の報道が流れた時、一体どれだけの日本人が開いた口が塞がらなくなっただろうか。
かくいう私も、コンビニで配られていた号外新聞で総理
退陣を知った時、思わずレジ前で『は?』と呟いてしまった。
参議院選挙での大敗を受け、その後もなお総理の座にしがみ付き、内閣改造までも行い、外遊に出ていた総理の突然の辞任である。
正直、怒りを通り越してあきれ返ってしまう。
安部総理は10日に『イラク特措法の延長を自分の進退をかけて断行する』と表明したばかりではないか?
しかも、表明したのは外遊先のオーストラリアでの事である。
あの発言を聞いて思わず『ついにぷっつんしちゃったかぁ』という印象を得たが、本当にぷっつんしているとは思わなかった。
安部元総理の行いは、自らだけでなく、自民党、そして日本国というものの立場を危うくした。
「あの国は、総理が適当におべっかだけ言って、適当なところで無かった事にする国」なんて印象をもたれてしまったのではないか?
そして、国民から見ても、このタイミングで総辞職するなら、
解散総選挙でもして民意(自民支持・不支持の)を問うべきではないか?という意見が出てくるはずである。
ポスト小泉として、2006年に華々しくデビューした安部政権も、1年で退場する結果となった。
ポスト安部候補として、半年ほど前から谷垣氏、麻生氏の名前が挙がっているが、正直どちらが総理になっても役者が足りない。
(特に麻生氏は、郵政民営化の際に離党した平塚氏を無条件復党させようとしているとの報道もある)
今思い返して見れば、安部政権の短命さは自民党復党問題の時から既に決まっていたのかもしれない。
国会の議席確保の為に、一度は追い出した議員を無節操に(踏み絵はやらせたらしいが)受け入れた時点で、改革断行内閣ではなく、仲良し幼稚園内閣に成り下がっていたのだろう。
自民・民主共に、今一度『国政論』を立てて、国民に判り易い政治、何があっても毅然とした態度で説明できる政治を行う為に、
解散総選挙を行うべきである。
我々の民意を蔑ろにするような政党であれば、次の選挙は無い物と思ったほうがいいだろう。
小説工房あきずふぁくとりー管理人 AKI