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2008/01/30

執行猶予

執行猶予1年4ヶ月。

その言葉を受けたときの私の心情としては、これが一番しっくりくる表現なのかもしれない。

きっと判決出された犯罪者の心境もこれと似たような物なのだろう。

その場で場当たり的に罪を間逃れた安堵感。

そして、将来に対する不安感。

人生において悩みを持たない人間はいない。

少なくとも人は大なり小なり悩みや不安といった感情を持ち合わせて生きているはずだ。

ただ、悩んだ末の結論が正しいものだったのかどうかは、その生涯を生き抜いていって初めて証明されるのも事実だ。

生涯を生き抜いていって「あの時の決断は間違いだった。あの時に石に噛り付いても行っていれば…」

などと思ってしまってはしょうがない事は、有史以来証明されている厳然たる事実である。

「後悔先に立たず」なんて諺は、まさにこの事の証明であろう。


もちろん、場合によっては勇気ある撤退が必要な場合もある。

ずるずると物事を引きずってしまい、結局は破滅を迎えてしまう場合も往々に考えられる。

だからといって、やはり私は最終的には勇気ある撤退を行うことはできない。

やっと見えてきた自分自身の未来像。

そしてまだ見ぬ伴侶や、子々孫々の幸福。

将来、私の会社に勤める事になるであろう社員や、家族の幸せ。

何よりも、この国の経済を支える為にも、私は信念を持ってさらなる行動を行う必要がある。


今回の一件は、明らかに私のミスが巻き起こした失敗であると言えよう。

共同経営者だからといって、自由裁量権を与えすぎたし、何よりも人間的背景も学歴も無い人間に、考えて行動する事を求めすぎた。

かねてより学歴偏重主義には、異論を唱える立場ではあったが、大学という環境に身を置いてきた人間には、やはり何かがあると思わざるを得ない。

約1年の歳月をかけ書き上げる卒論は、考える力と地道に調査する能力が無いと行える事ではないからだ。

もちろん、大卒だからといって能力の高低が見極められるものではないだろうし、高卒の人間にも能力の高い人間は存在するだろう。


しかし、いったん社会に出てしまえば学力などは関係なくなる。

問題なのは、一つの物事に対してどこまで集中的に取り組む事ができるか。

さらに経営者に問われるのは、どこまで自らの行ってきた行為に対して責任が持てるか。

なのではないだろうか。


もちろん、これは私自身の導き出した極論であり、異を唱える方もいるのかもしれない。

社会に対する責任感の無い経営者がいるのも、昨今の食品偽装事件などからも明らかだ。


だから私は、社会に対して責任感のある経営者であり続けたいと思う。

それがたった一つだけ残った己のちっぽけな矜持だとしても、だ。


今回巣立っていった2人の若者に対して、私はいい経営者では無かったのかもしれない。

私が教えられた事など、彼らの人生において何の意味もなさなかったのかも知れない。

しかし、これだけは覚えておいてほしい。


悩んだ時に立ち止まってじっくりと考える事も必要だが、試行錯誤しながら悩むことも時には必要だという事を。

そして、自分の人生に対して明確な指針を持って欲しいという事を。


自分に何ができるのかではない。

自分が何をしたいのか。


人生において重要なのはまさにそこであり、それは私が伝えたかった一番の事である。


君達は、これからも悩み、迷い、時には立ち止まって考えるのかもしれない。

それでも、最終的には自分が何をしたいのかを考えて行動するよう心がけてもらいたい。



蛇足になるが、私は己の信念の基、残された時間を精一杯動くことになるだろう。

プライベートで酒を酌み交わす機会も減るとは思うが、機会があれば楽しい酒宴を行おう。

お互いが笑って酒宴の席を迎えられる事を心待ちにすると共に、締めの言葉として綴りたいと思う。


2008年 1月29日 スカイレーベルLLP 業務執行者 小島 朗

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